羊草及びイタリアンライグラス新品種の飼料特性の解明(106)

課題名 羊草及びイタリアンライグラス新品種の飼料特性の解明(106)
課題番号 1995002663
研究機関名 北陸農業試験場(北陸農試)
研究分担 水田利用・家畜飼養研管理衛生研飼料作物研
研究期間 完H05~H06
年度 1995
摘要 北陸地域で今後とも利用の拡大が期待される輸入粗飼料の羊草及び耐雪性や高収量性等の面を重視して育成されているイタリアンライグラスの4倍体品種の飼料特性を検討した。羊草はイタリアンライグラスに近い飼料成分を持つが、イタリアンライグラスには検出されなかった安息香酸を平均で76μg/g含有していた。この物質は体内で代謝され、馬尿酸として尿中に排泄される。羊草はこのように特殊な成分を含有するが、日本在来種山羊に2年間給与しても対照のイタリアンライグラス給与区と同様に採食及び増体し、臨床・血液及び剖検所見にも異常は認められなかったことから、反すう家畜の飼料として利用可能と考えられた。イタリアンライグラスの4倍体は2倍体より水分が多く粗タンパク質含量は少なかったが、草丈が高く乾物収量は多いため単位面積当たりの平均栄養収量は2倍体が42.5kg/aであったのに対して4倍体は49.6kg/aと多かった。また、可消化養分総量や総エネルギーは簡単な式により粗タンパク質・粗繊維及び粗脂肪等の化学成分から推定できることがわかった。
カテゴリ イタリアンライグラス 飼育技術 新品種 低コスト 品種 山羊

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