暖地向き育成系統の超多収性の検定と栽培特性の解明(91)

課題名 暖地向き育成系統の超多収性の検定と栽培特性の解明(91)
課題番号 1995003037
研究機関名 九州農業試験場(九農試)
研究分担 水田利用・栽培生理研
研究期間 完H04~H06
年度 1995
摘要 暖地向きに育成された新形質・超多収系統の多収性を実証するとともに、超多収のための物質生産特性を光合成および光合成産物の転流の面から解明した。インド型品種や日印中間型品種の収量は平年でも800kg/10a以上を示し、日本型品種に比べて多収となった。これは、インド型品種や日印中間型品種では穎花数が多く籾容量が大きいことに加えて、穂への光合成産物の分配割合が高いためであった。草型や繁茂度と光合成との関係では、草型の優れた品種では繁茂度が大きくなっても下位葉での光合成量の低下程度は小さく、1株の光合成量も高いことが明らかとなった。また、インド型品種では籾の登熟速度の速いことが指摘されていたが、それが光合成産物の動態から裏付けられた。これらの成果を、暖地向き超多収水稲育成及び栽培技術確立のための基礎資料とする。今後、異なる条件下での光合成や光合成産物の蓄積・転流について検討し、これらのモデル化が必要である。
カテゴリ 安定栽培技術 栽培技術 多収栽培技術 多収性 品種

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