課題名 | 作物汁液の多成分・微量分析による栄養診断および生体・培地管理手法の開発(90) |
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課題番号 | 1995000086 |
研究機関名 |
農業研究センター(農研センタ) |
研究分担 |
土壌肥料・栄養診断研(診断班) |
研究期間 | 継H06~H14 |
年度 | 1995 |
摘要 | きゅうりとこまつなを培地のカルシウム濃度を変えて栽培し、その導管液や葉身、葉柄の汁液のカチオン、アニオン濃度を分析した。培地のカルシウム濃度が2mMから7mMになると、両作物で汁液のカルシウム濃度が上昇、マグネシウム濃度が低下したが、きゅうりではカリウム濃度も低下した。こまつな葉身では全カルシウムの60~80%、全マグネシウムの76~103%が生体液に分布していたが、きゅうり葉身では全カルシウムの5~11%、全マグネシウムの15~34%が汁液に分布していた。他に硝酸やリン酸の生体液での濃度等を調べ、生体液の溶質濃度変化が培地の情報や作物代謝の様子を知る有効な手段であることを示した。 |
カテゴリ | 肥料 栄養診断 管理技術 きゅうり こまつな 診断技術 |