作物マイコプラズマ病発生における地域特性の解明(139)

課題名 作物マイコプラズマ病発生における地域特性の解明(139)
課題番号 1995000126
研究機関名 農業研究センター(農研センタ)
研究分担 病害虫防除・マイコ防研(マイコ病班)
研究期間 継H02~H07
年度 1995
摘要 徳島県及び埼玉県下で栽培されているネギに萎縮、黄化、そう生などの症状を示す病害(徳島株、埼玉株)が発生したので、病原の検討を行った。病株を電顕観察したところ、いずれの株でも師部細胞内に大小多数のMLO粒子が観察された。ヒメフタテンヨコバイ及びキマダラヒロヨコバイを用いて、病株から健全シュンギクへの伝搬を検討したところ、両株ともヒメフタテンヨコバイによって伝搬され、発病した。両MLO分離株の宿主範囲を虫媒接種により検討したところ、ネギの他、ホウレンソウ、タネツケバナ、カブ、エンドウ、ミツバ、ニンジン、トマト、ニホンカボチャ、レタス、カヤツリグサ、タマネギ等を発病させ、両MLO分離株は同一の宿主範囲を示した。これらのことから、徳島県及び埼玉県に発生したネギの萎黄症状株は、ヒメフタテンヨコバイ媒介性MLOに起因する同一病害と考えられた。ネギにおけるMLO病の発生はわが国では最初であり、本病をネギ萎黄病と新称した。
カテゴリ 病害虫 萎黄病 害虫 かぶ かぼちゃ 管理技術 しゅんぎく たまねぎ トマト にんじん ねぎ ほうれんそう みつば レタス

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