生態系保全に配慮した農業水利施設の整備手法に関する研究(23)

課題名 生態系保全に配慮した農業水利施設の整備手法に関する研究(23)
課題番号 1995001844
研究機関名 農業工学研究所(農工研)
研究分担 農村・集落排水研
研究期間 継H03~H08
年度 1995
摘要 事例地区として、山形県Y町Y地区水利を選定し、イバラトミヨを主な保護対象とする「湧水地生態系」保全について、水質を含め検討を加えた。保全工法については、イバラトミヨは岸辺近くの水草群落の中に主に生息するため、法尻部に水草が繁茂しやすい条件が必要となる。また、現状の水路は水深が浅く、横断方向にほぼ一定であるため、平坦な流れになっている。多様な生物相を育成する点からは、浅い・深い・速い・遅いなど多様な水の流れを形成する必要がある。6年度は、水の流れの多様性を形成する工法のひとつとして水制工を設置した。この結果、平坦な流れから分布をもつ流れの形成を確認し、最大流速の発生位置及び水深の変化等について検討した。また、水質調査(N・P)の結果、イバラトミヨ保全池の水草(沈水性)生育への悪影響が懸念された。さらに、水田暗渠排水の着色(赤)が著しいため、場合によっては除鉄対策が必要と思われた。
カテゴリ 水田 ばら 水管理

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