課題名 | 熱帯林の植生の変動機構(24) |
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課題番号 | 1996004236 |
研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研) |
研究分担 |
森林環境北海道・群落研土壌研立地研 |
研究期間 | 継H02~H11 |
年度 | 1996 |
摘要 | タイ国王室林野局メクロン流域試験地内の熱帯季節林二次林に設置した6m×6m~10m×10mの3カ所の固定調査区において代表的先駆種の一つであるバナナの個体群動態について検討した。バナナは3~7本の地上茎をもつクランプを形成し、地上茎は萌芽後2年目に開花・結実後、枯死する。萌芽率はバナナ分布の中心域ほど高く、枯死率は中心域ほど低かった。地上茎密度はいずれの調査区でも減少傾向にあり、周辺域ほど減少率が高かった。しかし、地上茎高は高くなる傾向が認められた。地上茎の集中分布は中心域ほど強く、クランプはランダム分布から一様分布に近いことから、撹乱のない定常状態下では、クランプが壊され、分布様式は個体一様分布へと変化することがわかった。(15ー1ー1) |
カテゴリ | 植物相 バナナ 評価法 |