課題名 |
ケヤキ巨樹の幹型・樹幹型と調査方法 |
課題番号 |
1996004408 |
研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研)
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研究分担 |
生産技術・植生研
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研究期間 |
単H08~H08 |
年度 |
1996 |
摘要 |
長い年月によって育まれた巨樹は、我が国の森林・樹木の象徴的存在であり、良好な景観の形成や野生鳥獣の生育環境、歴史的遺産、地域のシンボルとして生活と自然を豊かにする上でかけがえのない価値を有するとともに、年輪等に過去の気象や環境の状況を記録している事から古気象等の研究素材としても学術的価値も大きいものがある。更に古くから信仰の対象になり、あるいは地域のシンボルとして人々にやすらぎと潤いを与えるなど、社会環境保全面からも重要な自然環境資源である。また、ケヤキ、スギ、ヒノキ、カエデ、トチ等の巨木は名木として経済価値が高く、広く市場に供給されている。日本の巨樹の本数は約12.4万本と推定され、茨城は日本一の巨樹が多い県であり、県内の樹種別本数はケヤキが761、スダジイ葉543、スギは495本、イチョウは198、タブノキは154本等である。その分布等の実態は環境庁の調査である程度明らかになっているが生育状態は知られていない。そこで茨城県に一番多い巨樹あるケヤキの生育経過に伴う幹型、樹冠型の変化、直径、樹高、その他の因子を調査し、巨樹の保護・育成に資する。また巨樹の調査では、破壊的調査方法は研究の趣旨にそぐわないので非破壊的、空洞個体の年輪測定方法を検討する。
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カテゴリ |
いちょう
かえで
機械化
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