光条件の違いと蔓茎類の成長(206)

課題名 光条件の違いと蔓茎類の成長(206)
課題番号 1996004425
研究機関名 森林総合研究所(森林総研)
研究分担 企画調整生産技術・企画植生研
研究期間 完H05~H07
年度 1996
摘要 造林木に被害を与えるつる植物の生態、特にフジを対象とし、光環境と成長の関係について検討を行った。苗畑におけるフジの庇陰試験では相対照度5%の条件においても伸長成長をおこない、フジの耐陰性の高さが確認された。広葉樹二次林で行った調査では、フジがつるを伸ばす条件は光環境に大きく依存することが明らかになった。また、フジはつるで支持木に巻きつくほかにクズのように匍匐枝を伸ばし、水平方向に成長する性質を持つ。天然広葉樹林における調査例では、この匍匐枝は1個体で375mに及び、匍匐枝の節から26本の茎が支持木に巻きついていた。庇陰試験の結果と併せてみると、匍匐枝は余剰生産物によって生成されるものと考えられた。つる植物は匍匐枝を出すものが多く、造林地における防除は下刈りだけでなく、薬剤散布、つる切り等の処置が不可欠と考えられた。(11-1-2)
カテゴリ 病害虫 機械化 光条件 防除 薬剤

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