課題名 |
耐雪性イタリアンライグラス品種の育成(101) |
課題番号 |
1996002625 |
研究機関名 |
北陸農業試験場(北陸農試)
|
研究分担 |
水田利用・飼料作物研
|
研究期間 |
完 |
年度 |
1996 |
摘要 |
水田転換畑等における輪作に適した耐雪性及び耐湿性を備えた長期利用型イタリアン品種の育成のため、1989年に7育種材料を交配した。その後、出穂期、草型等を指標として3世代の集団選抜、及び後代検定による乾物収量を指標に母系選抜を3世代行ない、1995年に24母系128個体からなる高系22号を育成した。なお、雑種第2代からは耐湿性の簡易検定法による選抜を行なうとともに、少雪時においては雪腐病菌の人工接種法により耐雪性の評価を行なった。また耐湿性機構の解明として、湛水処理によるタンパク質の変化について、アミノ酸配列分析を行なったところ、解糖系に関する酵素と相同性の高いタンパク質の増大が認められた。今後、高系22号に関しては、経常研究の中で品種登録に必要なデータを得るとともに、系統適応性検定試験に供試する。また耐湿性機構の解明に関しても、耐湿性と解糖系酵素との関係を経常研究の中で実施していく予定である。
|
カテゴリ |
育種
イタリアンライグラス
簡易検定法
水田
耐湿性
多収性
品種
輪作
|