作付体系と畑地生産力(96)

課題名 作付体系と畑地生産力(96)
課題番号 1996003042
研究機関名 九州農業試験場(九農試)
研究分担 畑地利用・作付体系研
研究期間 完S60~H07
年度 1996
摘要 普通畑、野菜畑及び飼料畑において12年間の長期輪作試験を実施し、生産力の変動と肥培管理上の問題点を摘出した。普通畑のサトイモとカンショでは、有機物施用や冬作導入によって生産力は経年的に高まり生育量は増加するが、生産効率は低下すること、ラッカセイは、生産力向上に伴う増収効果がその他の作物に比して小さいことが示された。プラウ耕単独では、増収効果は認められず減収する場合もみられた。野菜畑は、普通畑に比べて有機物施用と冬作導入による増収効果が大きかった。飼料畑では、有機物施用、プラウ耕と有機物施用の組み合わせ、輪作のいずれの処理でも増収効果を示した。以上の結果、プラウ耕導入によって増収効果を得るには、長期輪作を行ったとしても、当作における有機物施用や冬作導入といった地力培養が欠かせないこと、作物によって土壌の生産力向上に対する反応が著しく異なることがわかった。野菜畑では、輪作期間が長くなるとともに線虫被害が多発し、輪作作物の収量、品質を著しく低下させている。こうした点は土壌の生産力の向上を効果的に増収に結びつけるために解決すべき問題である。
カテゴリ かんしょ 高品質生産技術 さといも 多収栽培技術 肥培管理 らっかせい 輪作 その他の作物

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる
S