課題名 | 都市近郊二毛作限界地帯水田輪作営農指標の策定(260) |
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課題番号 | 1996000284 |
研究機関名 |
農業研究センター(農研センタ) |
研究分担 |
経営管理・耕種経営研(耕種比較班) |
研究期間 | 完H06~H07 |
年度 | 1996 |
摘要 | 7年度は、利根下流域において水田輪作を進めている営農集団(経営面積24ha)を素材に、技術合理性を有する水田輪作営農体系の成立条件を線形計画法を用いて分析した。その結果、水田の約1/4~1/3の面積に小麦、大豆を導入した水田輪作体系が構築されるためには、(1)対象事例の現状の小麦346kg/10a、大豆150kg/10aという単収水準では、生産調整の割当てによって半強制的に小麦、大豆の作付けを求めるか、あるいは40haを超えるような大幅な面積拡大が必要であること、(2)生産調整への対応を収益性に応じた経営者の自主的判断で行うという前提のもとでは、小麦・大麦500kg/10a、大豆300kg/10aといった目標単収をまず確保し、さらに3万円/10a以上の助成金かそれに相当する相対価格水準の成立が必要となることを明らかにした。 |
カテゴリ | 経営管理 小麦 水田 大豆 二毛作 輪作 輪作体系 |