課題名 |
家畜糞発生性家畜害虫の生物的防除技術の開発(243) |
課題番号 |
1996002490 |
研究機関名 |
東北農業試験場(東北農試)
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研究分担 |
畜産・家畜虫害研
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研究期間 |
継H06~H10 |
年度 |
1996 |
摘要 |
放牧地のノイエバエから4種の蛹寄生蜂が得られた。このうちTrichopria sp.(ハエヤドリクロバチ科)が最も多く、糞塊単位でみると最大寄生率は8月上旬の23.5%であった。本種はイエバエにも寄生が認められた。6年度にイエバエで採集されたTrichomalpsis oryzaeは飼育の結果イエバエの寄生蜂であるSpalangia endiusに二次寄生することが判明した。捕食性ハエ類のHydrotaea aenescensを牛舎牛糞で飼育した場合、幼虫生存率は80%程度であったが、放牧牛糞では生存率は約8%で、発育は遅延し、得られた蛹も小型であった。イエバエ、サシバエを牛舎牛糞によってH.aenescensと同時に混合飼育した場合、H.aenescensによる捕食により生存率は半分以下に低下した。H.aenescensの発育期間はイエバエに比較すると長いことが判明した。
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カテゴリ |
病害虫
害虫
管理技術
飼育技術
生物的防除
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