課題名 | 鹿を吸血する昆虫とアカバネウイルス伝播能の解明(245) |
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課題番号 | 1996002491 |
研究機関名 |
東北農業試験場(東北農試) |
研究分担 |
畜産・家畜虫害研 |
研究期間 | 単H07~H07 |
年度 | 1996 |
摘要 | 鹿と牛を共通に吸血するカの種類相を明らかにし、共通吸血種についてそのアカバネウイルス増殖能を解明する事を目的とした。鹿舎ではシナハマダラカが優占し、ヤマトヤブカ、アカイエカ、コガタイエカ、オオクロヤブカが続いた。牛舎でも鹿舎とほぼ同様な種構成であり、シナハマダラカが最優占種であった。ELISA法で吸血源動物を検出したところ、これら全ての種がシカとウシから吸血することが明らかになった。吸血したシナハマダラカにアカバネウイルスを胸部接種したところ、接種後10日から15日にかけウイルス量が増大した。本種がアカバネウイルスのベクターになりうるかを解明するには、体内におけるウイルスの分布を調べ、動物を用いた感染試験を行う必要がある。 |
カテゴリ | 害虫 管理技術 飼育技術 シカ |