課題名 | カミキリムシ類幼虫における栄養要求性(146) |
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課題番号 | 1997004553 |
研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研) |
研究分担 |
森林生物・昆虫生態研 |
研究期間 | 完H05~H08 |
年度 | 1997 |
摘要 | 1次性害虫であるスギカミキリの幼虫はスギ生丸太で飼育すると羽化率が高く乾燥した丸太では正常に発育できなかった。しかし、人工飼料による飼育結果から乾燥したスギの内樹皮でも栄養的には十分であるが乾燥した丸太内では発育できないことが示唆された。一方、2次性害虫であるヒメスギカミキリは乾燥した丸太では羽化率が高かったが、生丸太ではヤニにより食入できずに死亡する個体が多かった。ゴマダラカミキリ、キボシカミキリ、アオスジカミキリ、マツノマダラカミキリ、ノコギリカミキリの幼虫をいくつかの成分を変化させた準合成人工飼料により飼育したところ、生木あるいは腐朽した材を食するものでも、幼虫の発育にはビタミンB群は必要であるがビタミンCは必要ないと考えられた。 |
カテゴリ | 害虫 乾燥 管理技術 |