課題名 | 牛における卵胞刺激ホルモン(FSH)分泌調節機構の解明(126) |
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課題番号 | 1997003209 |
研究機関名 |
九州農業試験場(九州農試) |
研究分担 |
畜産・育種繁殖研 |
研究期間 | 完H03~H08 |
年度 | 1997 |
摘要 | 卵子産生の制御は、家畜の繁殖効率の向上にとって重要な課題である。FSHは雌牛の発育卵胞数の調節に関わっているといわれる繁殖生理上、重要なホルモンである。本研究においては、FSHの分泌調節機構を明らかにして、牛の排卵数調節技術の開発のための基礎的データを収集することを目的とした。抗エストラジオール血清および抗インヒビン血清の投与によるエストラジオールおよびインヒビンの中和試験よりFSHの分泌調節には卵巣の顆粒膜細胞から分泌されるインヒビンが中心的役割を果たし、エストラジオールはインヒビンの作用を増強する形で関与していることが明らかとなった。また、FSH分泌に対応して、発情周期中において3回の卵胞発育波が出現し、この卵胞波の出現に対応して種々の繁殖ホルモンが分泌されることが明らかになった。 |
カテゴリ | 飼育技術 繁殖性改善 |