課題名 | サトウキビモザイクウイルス遺伝子の構造解析(253) |
---|---|
課題番号 | 1997003315 |
研究機関名 |
九州農業試験場(九州農試) |
研究分担 |
地域基盤・病害遺伝研 |
研究期間 | 完H04~H08 |
年度 | 1997 |
摘要 | わが国のイネ科作物、特にサトウキビやトウモロコシに広く発生しているサトウキビモザイクウイルス(SCMV)B系統及びI系統のウイルスRNAをクローニングして、その3’末端非翻訳領域及び外被タンパク質遺伝子を含むcDNAの塩基配列を決定した。その結果、両系統の外被タンパク質はウイルスのアブラムシ伝搬に必要なDAG配列を持ち、野外において両系統がアブラムシによって媒介される可能性が高いことが示唆された。また、B系統とI系統の外被タンパク質のアミノ酸配列レベルでの相同性は、79%であって両系統の外被タンパク質がかなり異なることが判明した。B系統はオーストラリアで分離されたSCMVーSCと高い相同性を示すが、I系統は既報のSCMVに近縁なウイルスのいずれともかなり異なるウイルスであることがわかった。 |
カテゴリ | 病害虫 害虫 さとうきび 診断技術 とうもろこし 防除 |