課題名 | 安定同位体存在比による土壌有機炭素の蓄積・分解過程の定量的評価 |
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課題番号 | 1997000193 |
研究機関名 |
農業研究センター(農研センタ) |
研究分担 |
土壌肥料・栄養診断研(東京農大) |
研究期間 | 新H08~H10 |
年度 | 1997 |
摘要 | 全地球的な炭素循環について陸域はデータやモデルに不十分さが残されているが、近年の安定同位体存在比に関する研究進展の中で、土壌有機炭素の蓄積・分解過程のin situの定量的評価が新たな前進を見せている。全自動窒素炭素質量分析計(ANCA-SL)を用いた土壌有機炭素のC13/C12(同位体比)の精密分析法を検討し、光合成タイプが変化した来歴の明らかな土壌を収集し分析した。植物試料の炭素同位体比の分析で確立されたANCA-SLによる分析方法は土壌試料についても適用可能で、土壌有機炭素の同位体比分析が可能となった。宮古島土壌、フィリピン土壌の炭素同位体比の値から、植生(C3植物、C4植物)により土壌の炭素同位体比が変化することが明らかであった。 |
カテゴリ | 肥料 診断技術 炭素循環 土壌管理技術 |