課題名 |
環境ストレス応答における園芸植物の多核NMRによる分子動態解析 |
課題番号 |
1997003918 |
研究機関名 |
食品総合研究所(食総研)
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研究分担 |
流通保全・低温流通研
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研究期間 |
新H08~H09 |
年度 |
1997 |
摘要 |
生鮮食品のモデルとして、チューリップを取り上げた。チューリップ球根における低温による休眠打破および乾燥耐性について、1H、13C、31P-NMR及び1H-NMRイメージングを用いて、変化のモニターとメカニズムの解明を行った。NMRイメージングにより休眠中の球根と低温処理後の球根のイメージに違いが認められた。この変化はTNBT染色による生理活性の変化と対応しており、低温による休眠打破が、球根内の水の状態変化を引き起こしていること、それを生理活性の変化と対応させてNMRイメージングでモニターできることがわかった。組織の顕微鏡観察の結果と併せて考えると、低温処理により活性化した組織では貯蔵されていたデンプンの分解が進んでおり、デンプンに束縛されていた水が運動性を持つようになることが生理活性の昂進とNMRイメージの変化を生んでいると推測された。
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カテゴリ |
乾燥
チューリップ
評価法
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