植物由来有機化合物の土壌生態系における機能の解明と制御(99)

課題名 植物由来有機化合物の土壌生態系における機能の解明と制御(99)
課題番号 1997000691
研究機関名 農業環境技術研究所(農環研)
研究分担 環境資源・土壌化学研土壌有機研(土壌上席)
研究期間 完H03~H08
年度 1997
摘要 農薬を減らしつつ土壌病害を防ぐ技術の開発を目指して、抗菌性植物の検索、抗菌物質の同定および利用法などの研究を行った。19科47種の薬用植物を採取して植物病原菌に対する効力を検定して以下の結果を得た。47種中38種の植物がジャガイモそうか病菌(Streptomyces scabies)に対して抗菌活性を示した。カーネーション萎凋病細菌病菌(Pseudomonus caryophilli)およびジャガイモそうか病菌に対する抗菌物質としてニラからS-メチル-2-プロペンチオスルフィネートを単離・同定した。ジャガイモそうか病菌に対してローズマリー、ヒキオコシおよびカンゾウから抗菌物質を単離した。ローズマリーからはロズマノールとその誘導体(3種類)を単離・同定した。カンゾウからはグラブリジンが抗菌物質として同定された。シャクヤク、ボタンに認められた強い抗菌活性の本体は没食子酸メチルおよび安息香酸であった。本研究の結果は薬用植物にはジャガイモそうか病菌やカーネーション萎凋病細菌病菌のように防除の難しい土壌伝染性植物病原菌の増殖を抑えるものが多数存在すること、およびそれらの抗菌物質の一部のについてその化学構造を明らかにした。
カテゴリ 病害虫 カーネーション しゃくやく にら 農薬 ばれいしょ ひきおこし 防除 ぼたん ローズマリー

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