課題名 | アメダス地域気象データを用いた作柄診断技術(120) |
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課題番号 | 1997002394 |
研究機関名 |
東北農業試験場(東北農試) |
研究分担 |
総合研究・総研4 |
研究期間 | 継H08~H12 |
年度 | 1997 |
摘要 | アメダス監視61地点近傍の水稲の生育温度反応を解析したところ、温度反応の地域性は県間には認められなかったが、地点間では有意な違いがあり、移植期から幼穂形成期までの時期に生じた。このことから、水稲生育予測技術を開発するためには、地点間差の原因を明らかにして、補正を行うことが必要であることがわかった。また、6年は幼穂形成期以降異常な高温が続き、ササニシキ等で高温障害が発生し、1等米比率が著しく低下した。61地点から集めた玄米の背白米と基白米の発生割合に注目して解析したところ、高温障害の発生の基準温度として、出穂後10~20日間の最高気温30度、最低気温21度が利用できることが判明した。この基準温度と高温障害の発生地域との関係から、気象衛星NOAAの地表面温度画像で28度以上のところが警戒対象地域と推定される。 |
カテゴリ | 高温対策 診断技術 水田 水稲 生育予測 凍害 |