課題名 |
リモートセンシングによる稲作環境と水稲生育情報の収集と広域診断技術(122) |
課題番号 |
1997002396 |
研究機関名 |
東北農業試験場(東北農試)
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研究分担 |
総合研究地域基盤・総研4病害生態研
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研究期間 |
継H08~H12 |
年度 |
1997 |
摘要 |
温度勾配温室で作出した不稔障害発生に起因する成熟程度を異にするイネの分光反射特性を計測したところ、400~520nm、585~720nm、1435~1480nm、1885~2000nm付近に特徴的な変化が見られる。黄熟期から成熟期における熟度の違いを識別するためには、480nm/420nmと670nm/420nmのバンド比が、また出穂期から黄熟期における熟度の違いを識別するためには、1650nm/710nmと1710nm/710nmのバンド比がそれぞれ有効であることが判明した。これらデータに基づいて、既存の衛星センサの識別可能性をシミュレートしたところ、いくつかの衛星センサの適用が可能であることが示された。また5年大冷害時の9月1日に得られたランドサットTMデータを用いて、イネの生育の違いを計測するためのスペクトル指標を検討したところ、IR-red differenceとTM1/TM5を用いると生育状況の異なるイネを抽出できることがわかった。
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カテゴリ |
診断技術
水田
水稲
凍害
リモートセンシング
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