課題名 | 除草剤投与下における抵抗性雑草の選択・淘汰と適応進化機構の解明(179) |
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課題番号 | 1997002452 |
研究機関名 |
東北農業試験場(東北農試) |
研究分担 |
水田利用・雑草制御研 |
研究期間 | 継H08~H10 |
年度 | 1997 |
摘要 | 東北地域の水田ではスルホニルウレア系除草剤(SU剤)に対して抵抗性を示す雑草(アゼトウガラシ、タケトアゼナ、他のアゼナ類、ヒナガヤツリ)が問題となっている。これら抵抗性雑草のSU剤に対する抵抗性の程度、抵抗性型の分布、他の除草剤に対する反応を調査した。抵抗性型ミズアオイ及びアゼトウガラシは感受性型に比べてベンスルフロンメチルの薬量にして100倍以上の抵抗性を示し、イマゾスルフロン、ピラゾスルフロンエチル等の他のSU剤に対しても抵抗性を示した。山形県遊佐町のアゼナ類に対するSU剤の不効問題も抵抗性型の発現と優占化に依るものと推察された。抵抗性型のアゼトウガラシは、初期除草剤(プレチラクロール等)と中期除草剤(ベンチオカーブSM粒剤等)の体系処理によって容易に防除できることが分かった。 |
カテゴリ | 病害虫 害虫 管理技術 機械化 雑草 除草剤 水田 抵抗性 とうがらし 防除 |