大正初期の巨樹・名木の現況(平成9年)調査

課題名 大正初期の巨樹・名木の現況(平成9年)調査
課題番号 1998004635
研究機関名 森林総合研究所(森林総研)
研究分担 生産技術(主研)
研究期間 単H09~H09
年度 1998
摘要 巨樹は自然・社会上貴重な存在であるが、その数は急激に減少していると言われて、保護が必要である。しかしどのように減少しているかは報告されていない。幸いなことに大正初期に本田静六博士は当時の日本領の1500件の巨樹・名木を報告しているのでこれらが現在どのようになっているかを、市町村役場等の協力を得て調査した。なお茨城県は担当者が調査した。回答は1048件で、回答率は71%であった。39%が生存、52%が枯死・消失、不明が9%、調査不能が6件あった。生存率が高い樹種はカヤ、イチョウ、クス等で、逆に低いのはマツ、シイであった。枯死・消失原因は、不明を除けば、台風、虫害、自然枯死、落雷、道路工事・建築等、火災の順位に多かった。戦争による枯死・消失も見られた。生存木中の330本(77%)の樹木に何らかの保護制度(天然記念物等)があった。調査結果から巨樹・名木の保護には所有者、管理者地域の方々の手厚い取り扱い、法制度、行政による保護(ミドリの木、保存木制度)、樹木医、維持・再生用技術、戦争がないこと等が必要なことが分かった。なおスギ、マツ、ヒノキのようにヒコバエが生えにくい木は早くから2代目の植栽が望まれる。
カテゴリ いちょう 機械化

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