サクラならたけ病と材質腐朽病の発生生態と防除(684)

課題名 サクラならたけ病と材質腐朽病の発生生態と防除(684)
課題番号 1998005140
研究機関名 森林総合研究所(森林総研)
研究分担 森林生物・腐朽研
研究期間 完H01~H09
年度 1998
摘要 (1)ならたけ病:サクラの枯死木から分離されたナラタケ属菌はArmillaria melleaとA.tabescensであることが明らかになった。(2)材質腐朽病:調査地では、カワラタケ、スエヒロタケ、チャカイガラタケ、チヂレタケ、カワラタケ、コフキタケ、ベッコウタケの腐朽被害があった。ベッコウタケ、コフキタケ、チヂレタケの水ポテンシャル値測定より、チヂレタケは他の2種よりも乾燥状態に耐性があることがわかった。カワウソタケの担子胞子の発芽率は、サクラ材エキス培地上、40℃でもっとも高いことが判明した。(3)枝枯性病害:枯れ枝部から菌の分離を試みたところ、Dothiorella(Macrophoma), Phomopsisが高頻度で検出され、それぞれの柄胞子の大きさより、さめ肌胴枯病菌、フォモプシス枝枯病菌と考えられた。(4)その他の糸状菌:ナラタケ属菌の根状菌糸束から、Nectria asakawaensis Watanabe,サクラ種子からは、Sordaria nodulifera Watanabe, S.tamaensis Watanabeの3新種が見いだされた。 (3-1-4)
カテゴリ 病害虫 乾燥 管理技術 さくら 中山間地域 ふき 防除

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