課題名 | ダニ類による病原菌伝播機構の解明(806) |
---|---|
課題番号 | 1998005236 |
研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研) |
研究分担 |
九州・昆虫研 |
研究期間 | 完H03~H09 |
年度 | 1998 |
摘要 | 全国のきのこ栽培地からダニ害の情報を収集した。生態調査として、トリコデルマ菌から得られたHistiogaster属の一種、培養されたボトリチス菌から採集されたSchwiebea属の一種、複数の菌床栽培施設から得られたケナガコナダニを各種の菌叢上で飼育し、これらのダニが害菌及びキノコの菌糸を摂食してよく増殖することを明らかにした。また、ヒポクレア菌を摂食させ糞として排泄された胞子の発芽率を調べ、これらのダニがベクターとしての重要であることを明らかにした。シイタケ菌糸上ではどのダニも増殖しない理由を個別飼育によって調べたところ、卵が菌糸に巻き付かれて孵化できないこと、未成熟ダニはシイタケ菌糸を摂食できないことがわかった。 |
カテゴリ | 亜熱帯 管理技術 しいたけ |