課題名 | 土壌中の鉄成分の存在形態が重粘土汎用水田の力学特性に及ぼす影響の解明(103) |
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課題番号 | 1998002792 |
研究機関名 |
北陸農業試験場(北陸農試) |
研究分担 |
水田利用総合研究・総研1土壌管理研 |
研究期間 | 継H08~H10 |
年度 | 1998 |
摘要 | 転換畑土壌の砕土性に影響を及ぼす鉄酸化物の効果を粘土粒子の微細構造の面から検討した。層状ケイ酸塩に鉄酸化物を添加して、乾燥および還元処理をくり返すことにより、土壌の畑地化・水田化による微細構造の変化が再現できた。SEM像の解析から、鉄酸化物の添加によって層状ケイ酸塩の配向が崩れ、この配向の乱れが還元処理による構造の変化に影響していることが推測された。落水圃場における鉄酸化物の挙動と耕耘特性の関係を調べたところ、易還元性鉄酸化物は土壌の微細構造の発達程度との相関が高かったが、砕土率との直接の相関は低かった。畑地化1年目の圃場では砕土性は土壌の微細構造より、むしろ排水による大きな孔隙の変化の影響を受けていると考えられた。 |
カテゴリ | 乾燥 管理技術 くり 水田 |