| 課題名 |
熱帯半乾燥地における障害抵抗性麦類の育種技術の開発(171) |
| 課題番号 |
1998004286 |
| 研究機関名 |
国際農林水産業研究センター(国研センタ)
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| 研究分担 |
生物資源(CIMMYT主研)
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| 研究期間 |
完H04~H09 |
| 年度 |
1998 |
| 摘要 |
小麦は、世界的に広く栽培され、稲と並び約5億トンの生産量がある。その半分以上が栽培不良環境の多い開発途上国で生産され、人口急増に即応するために短期間に優良品種を育成する技術の開発が要請されている。そこで、遠縁交雑を利用する小麦半数体の作出とその利用に関して作出の効率化のための花粉親の選抜、花粉の長期保存および小麦切り穂培養について研究を実施した。その結果、花粉親としてトウモロコシおよびトウジンビエが有効であること、トウジンビエ花粉は乾燥凍結により1年以上保存可能であること、切り穂使用でも交雑可能であることがわかった。小麦の半数体を時期と場所に関わりなく作出することができるようになった。作出頻度としては、小麦1穂当たり4個の未熟胚形成、2個体の半数体植物、1.5個体の倍加半数体系統が得られた。一方、半数体利用の育種方法を従来の育種方法と比較したところ、収量試験を実施するまでに従来の方法では5~6ヶ年を要しているのに対して半数体育種法では2ヶ年であること、半数体育種法で選抜された系統は遺伝的に固定した純系であり従来の方法による系統に十分匹敵することがわかった。さらに、これらの効率的作出技術を実際の育種事業に適用したところ、短期間に有望系統が見出され、現在開発途上国の試験研究機関において系統の評価が行われている。
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| カテゴリ |
育種
遺伝資源
乾燥
小麦
抵抗性
とうもろこし
品種
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