課題名 | 暖地における有色大豆の持つ抗酸化能等の機能性評価(256) |
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課題番号 | 1998003353 |
研究機関名 |
九州農業試験場(九州農試) |
研究分担 |
作物開発・流通利用研 |
研究期間 | 継H08~H10 |
年度 | 1998 |
摘要 | 健康飲料として消費者の関心を集めている大豆煮汁について、in vitro系にて抗酸化能およびラジカル消去能を調べた。その結果、種皮色黒の大豆から得られた大豆煮汁が最も強いDPPHラジカル消去能、リノール酸自動酸化抑制能およびBuOOラジカル消去能を有することが判った。残渣の煮豆でも同様に種皮色黒の大豆が最も強い活性を示した。煮汁・煮豆のDPPHラジカル消去能の強弱は総ポリフェノール含量およびアントシアニン含量と関係していた。種皮色黒の大豆の中では「九系186号」、「九系228号」が「新丹波黒」よりも強いDPPHラジカル消去能を持ち、またこの両系統は活性酸素O2-も消去できた。外観、品質、栽培特性等も良く実用品種として期待される。 |
カテゴリ | 加工 機能性 大豆 品質保持 品種 |