課題名 | DNA多型解析によるFusarium oxysporumの分化型およびレースの簡易診断技術の開発(279) |
---|---|
課題番号 | 1998003379 |
研究機関名 |
九州農業試験場(九州農試) |
研究分担 |
地域基盤・病害生態研 |
研究期間 | 完H07~H12 |
年度 | 1998 |
摘要 | 培養菌体を酵素処理して得たプロトプラストをTE緩衝液で破裂させ、フェノール抽出およびメタノール抽出を行うことにより、大量のFusarium oxysporum菌株から効率的にDNAを抽出することが可能であった。ECL法、DIG-AMPPD法など、非放射性キットを利用するDNAフィンガープリント法は、ラジオアイソトープで標識したプローブを用いるDNAフィンガープリント法に比べ著しく検出感度が低かった。大量の非病原性Fusarium oxysporumが存在する根圏環境下における特定の病原性菌株の動向追跡では、ランダムプライマーを用いたRAPD法が有効であった。しかしながら、病原菌と非病原菌が混在していると考えられる株や、PCR増幅産物が得られなかった株も約10%存在し、圃場レベルでの特定菌株の動向追跡には、接種試験による病原性検定も併用することが望ましいと考えられた。 |
カテゴリ | 病害虫 害虫 簡易診断 診断技術 防除 |