課題名 | ストレス耐性機構の解明と栽培技術の確立(39) |
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課題番号 | 1998000043 |
研究機関名 |
農業研究センター(農研センタ) |
研究分担 |
生理品質・豆栽生理研 |
研究期間 | 継H08~H10 |
年度 | 1998 |
摘要 | 大豆根系は還元力が高く、根粒の酸素要求量も高いことから、根圏土壌が嫌気条件になりやすい。そのため肥料由来の硝酸態窒素は還元され、肥効が大きく低下する可能性がある。そこで、登熟初期に畑圃場からのN2O放出量を測定したところ、大豆からはトウモロコシより3~9倍の量が放出されていた。この測定期間中、圃場はかなり乾燥しており、過湿条件の場合よりは放出量はかなり少ないものと考えられる。また、ここではNO及びNO2の放出量は測定していないが、これらの放出量はN2Oの10倍以上と予想される。以上から、土壌が過湿で酸素が不足するような大豆圃場では、かなりの量の硝酸態窒素がガスとして放出されていると予想される。 |
カテゴリ | 肥料 乾燥 栽培技術 水田 大豆 低コスト とうもろこし |