課題名 | 水稲種子の無病化技術の開発(72) |
---|---|
課題番号 | 1998000087 |
研究機関名 |
農業研究センター(農研センタ) |
研究分担 |
病害虫防除・水田病害研 |
研究期間 | 完H07~H09 |
年度 | 1998 |
摘要 | イネの種子伝染性病害の根本的防除には種子の無病化が重要で、この目的のために玄米人工被膜種子を開発した。この玄米人工被膜種子の利用により、ばか苗病、いもち病、苗立枯細菌病、もみ枯細菌病等の主要種子伝染性病害の発病防止効果は顕著であった。この玄米人工被膜種子の苗立ちの向上のため、被膜素材に発根促進剤、土壌改良材、共生フザリウム菌製剤を添加したところ、移植栽培では、土壌改良材、発根促進剤添加で苗立ち、生育の向上が認められた。直播栽培では乾田直播で苗立ちが良好で、潤土直播に優った。移植栽培、直播栽培における収量は両栽培法とももみ播種区とほぼ同等であった。本玄米人工被膜種子は被膜素材に改良の余地はあるが現段階でも無病種子として採種栽培に実用可能である。 |
カテゴリ | 病害虫 いもち病 害虫 乾田直播 管理技術 直播栽培 水田 水稲 低コスト 土壌改良 播種 防除 もみ枯細菌病 もも |