課題名 | 安定同位体存在比による土壌有機炭素の蓄積・分解過程の定量的評価(193) |
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課題番号 | 1998000207 |
研究機関名 |
農業研究センター(農研センタ) |
研究分担 |
土壌肥料・栄養診断研(フィリピン土壌研究開発センター) |
研究期間 | 継H08~H10 |
年度 | 1998 |
摘要 | 土壌に供給される有機物の分解・代謝による同位体分別は小さく、植生や栽培植物の光合成タイプ(C3、C4)が変わると土壌有機物の炭素の安定同位体自然存在比の値もそれに応じて変化する。このことを利用して植生が変化した土壌の同位体比の測定により、土壌有機物の半減期や回転率を求めることができる。フィリピンのケソン島とサトウキビの島で知られるネグロスで採取した土壌は、林地ではC3植物の値が土壌に認められ、サトウキビ(C4植物)の栽培によって土壌の値は上昇した。タイのコンケンからバンケンの間で採取した土壌の多くは砂壌土で炭素含有率は低かったが、ここでも林地の値はC3植物の値で、サトウキビの栽培で値は上昇した。 |
カテゴリ | 肥料 さとうきび 診断技術 土壌管理技術 |