課題名 |
食品中の脂質の定量法の開発(31) |
課題番号 |
1998003898 |
研究機関名 |
食品総合研究所(食総研)
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研究分担 |
分析評価・分析研
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研究期間 |
継H09~H11 |
年度 |
1998 |
摘要 |
脂質の測定法であるクロロホルム‐メタノール混液抽出法(CM法)は、環境及び人に対し有害な塩素系溶媒を用いた方法であることから、これらに替わる方法を検討する。9年度は、きな粉及び乾燥全卵を用いてヘキサン-イソプロピルアルコール混液抽出法(HI法)と高速溶媒抽出装置における、溶媒の抽出圧力及び加熱温度における抽出効率について検討を行った。HI法では、混液中に水を加えることにより抽出率が向上したが、抽出液を硫酸ナトリウム溶液で洗浄することにより値が低くなった。HI抽出液を硫酸ナトリウム溶液で洗浄しない方法と、CM法で用いる石油エーテル転溶法を比較したところ同様の結果が得られた。水3%添加HI法(抽出液の硫酸ナトリウム溶液無処理)はCM法と比較し96~100%の抽出率であった。高速溶媒抽出装置を用いた方法では、CM法に対しHI法で92~100%、エチルエーテル法で81~93%の抽出率であった。
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カテゴリ |
乾燥
評価法
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