計量病理学的手法による家畜疾病の病理発生機構の解明

課題名 計量病理学的手法による家畜疾病の病理発生機構の解明
課題番号 1998003772
研究機関名 家畜衛生試験場(家衛試)
研究分担 九州病態北海道・感染病理研非感染病研臨床病理研(上席)
研究期間 単H09~H09
年度 1998
摘要 最新の計量病理学的技術を活用して、豚繁殖・呼吸障害症候群(PRRS)、オーエスキー病、大腸菌感染症、牛の肝臓障害、大脳皮質壊死症、家畜の腫瘍などの病変を解析した。PRRSウイルス感染豚のリンパ組織などでは、壊死の発現に対応して、CD4、CD8、B細胞が一過性に減少し、他病を誘発しやすいことが判明した。オーエスキー病や豚結腸スピロヘータの腸管感染病変では、これらの病原体と病変との関係が明瞭となり、感染に及ぼす役割の一端が解明された。牛の肝臓中のビタミンAの自家蛍光量は血漿中のレチノール量と相関し、鋸屑肝はレチノール濃度とは無関係に発生すること、壊死にはクッパー細胞や肝細胞などのDNAの断片化の関与が判明した。卵巣嚢腫牛の下垂体では、黄体形成ホルモン(LH)の減少が認められ、卵巣嚢腫の発生にLHが密接に関与していることが判明した。CCN症例に特異的に検出される大脳の蛍光物質は、神経細胞の変性・壊死の進行と共に、増数・大型化し、神経細胞内のミトコンドリア内に蓄積されていることが判明した。家畜の肝臓、下垂体および延髄などに発生した腫瘍について腫瘍マーカーを用いた免疫組織や画像解析により、腫瘍細胞を同定するとともに、病巣の広まり方の特徴などを解明した。
カテゴリ 病害虫 診断技術 繁殖性改善 豚 防除

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