課題名 | 同質遺伝子系統の真性抵抗性発現特性の解明(111) |
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課題番号 | 1998002460 |
研究機関名 |
東北農業試験場(東北農試) |
研究分担 |
水田利用・水田病虫研 |
研究期間 | 完H07~H09 |
年度 | 1998 |
摘要 | いもち病に対し真性抵抗性が異なる同質遺伝子系統の効率的な利用のため、ササニシキ同質遺伝子系統を用い、本系統の持つ真性抵抗性の発現特性とその相互作用を調べた。同質遺伝子系統の真性抵抗性と非親和性いもち病菌前接種による誘導抵抗の発現には系統間差があった。また、非親和性菌による誘導抵抗は、侵入菌糸の伸展抑制と細胞の褐変化による侵入抑制として働き、前接種部の周辺にも本抵抗性を認めた。これらの結果は、ササニシキ同質遺伝子系統混植によるいもち病の効果的な防除に活用された。今後の問題点は、誘導抵抗発現のメカニズムを解明することである。 |
カテゴリ | 病害虫 いもち病 害虫 管理技術 機械化 雑草 水田 抵抗性 防除 |