課題名 |
水稲乾田播種早期湛水栽培を中核とする寒地の大規模稲麦栽培体系の実証(17) |
課題番号 |
1999002242 |
研究機関名 |
北海道農業試験場(北海道農試)
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研究分担 |
総合研究・総研1
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研究期間 |
継H08~H12 |
年度 |
1999 |
摘要 |
寒地における大規模な稲麦栽培体系の生産技術システムを確立するために、水稲乾田播種早期湛水栽培と春播小麦の根雪前播種技術を中核技術とする実証試験を行った。10年度は水稲乾田播種早期湛水栽培では、羊ヶ丘および現地として美唄、妹背牛の農家圃場を用いた。妹背牛圃場では、チゼルプラウによる圃場乾燥やレーザ均平機などの利用による播種前の圃場整備など基本技術を厳密に実施した結果、移植きららよりも高収で食味品質も遜色のない結果を得た。美唄では、収量504~640kg/10aであり対照移植水稲の78~99%でやや変動が大きい結果となった。外観品質や官能試験による食味は移植きらら並であった。春播小麦の根雪前播種では、美唄での移植水稲跡地および北村の転換畑(小豆跡地)でチゼルプラウシーダを用いた実証試験を行い、600kg/10aを越える多収を得た。根雪前播種の安定化のためには、発芽率の高い種子の確保が重要であることがわかった。また、播種期の肥効調節型窒素肥料による施肥で消雪後追肥を省略できる可能性を明らかにした。
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カテゴリ |
肥料
乾燥
寒地
小麦
栽培体系
水田
水稲
施肥
低コスト
播種
羊
良食味
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