課題名 |
アルファルファタコゾウムシの微生物的防除法の開発(177) |
課題番号 |
1999004848 |
研究機関名 |
森林総合研究所(森林総研)
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研究分担 |
森林生物・昆虫病理研(草地試)
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研究期間 |
完H08~H10 |
年度 |
1999 |
摘要 |
鹿児島県のアルファルファタコゾウムシからZoophthora phytonomiを分離した。分離菌を継代することなく、分生子を草地試験場で飼育されたアルファルファタコゾウムシ幼虫に平均38個/mm2の密度で飛散させて接種した。その結果73頭中2頭が接種菌に感染し、このうち1頭は分生子形成型で、もう1頭は休眠胞子形成型であった。接種から死亡までの日数は6~8日であった。同じく鹿児島県で採集したConidiobolus osmodesは休眠胞子しか形成していなかったので分離のためポットに入れて屋外に置き、越冬後の休眠胞子の発芽を試みたが、4月までに発芽は見られなかった。また、同菌を分離するため福岡・佐賀県下のレンゲ畑と、鹿児島県防除所内Conidiobolus発生地の土壌を採集し、実験室内でSDY培地を上方に置き、土壌から発芽して飛散する疫病菌の分生子の捕捉を試みた。その結果、多くの試料からConidiobolus属の疫病菌が分離されたがすべてC. coronatusであり、C. osmodesは検出されなかった。
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カテゴリ |
病害虫
アルファルファ
管理技術
生物的防除
防除
れんげ
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