水中衝撃波処理によるスギ材の透過性の改良

課題名 水中衝撃波処理によるスギ材の透過性の改良
課題番号 1999005014
研究機関名 森林総合研究所(森林総研)
研究分担 木材化工木材利用・機械加工研組織研防腐研
研究期間 新H10~H11
年度 1999
摘要 国産材とりわけスギ材の需要拡大に資するために研究を行う。スギ材の浸透性や乾燥性を向上させる試みは、物理的、化学的、生物的に種々なされているが、実用化に至る新技術は未だ開発されていない。スギ材の浸透性の向上のため、仮道管の壁孔を衝撃波により破壊することを目的として研究を行う。10年度の成果は、ペンスリット直径:5.4mm、木材表面と導爆線との距離:30cm,爆破回数:1回の水中衝撃波条件では、木材への薬剤の注入性に全く影響を与えなかった。走査型電子顕微鏡観察では、衝撃波処理による壁孔壁の損傷は認められず、殆どの壁孔は閉鎖状態であった。浸透性を観察するための蛍光染料にはアクリジンオレンジが適していた。ミクロトームで仕上げた面を落射型傾向顕微鏡で観察することにより仮道管レベルでの浸透性の観察が可能であった。なお、本課題は10年度途中から開始されたため、11年度新規課題として報告する。
カテゴリ 乾燥 くり 需要拡大 薬剤

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