課題名 | 土壌中の鉄成分の存在形態が重粘土汎用水田の力学特性に及ぼす影響の解明(147) |
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課題番号 | 1999002964 |
研究機関名 |
北陸農業試験場(北陸農試) |
研究分担 |
水田利用総合研究・総研1土壌管理研 |
研究期間 | 完H08~H10 |
年度 | 1999 |
摘要 | 転換畑の砕土性に及ぼすの鉄酸化物の影響を、粘土粒子の微細構造の面から検討した。従来畑地化指数として用いられてきた水中沈定容積から、水分ポテンシャル -1.5MPa以上の乾燥で畑地化が進行し、遊離酸化鉄の還元で水田化することが明らかになった。また転換畑圃場では、畑地年数の増加とともに遊離酸化鉄が還元しにくい形態へと変化しており、この形態変化が畑地化過程を律速する一因子であると考えた。微細形態の観察から乾燥によって粘土粒子が形成する団粒構造が発達することが認められたが、還元処理を加えてもこの構造は元に戻らなかった。土壌還元と微細構造および力学性変化と構造変化の関係はさらに検討する必要がある。 |
カテゴリ | 乾燥 管理技術 水田 |