課題名 | 家畜由来有機物を活用した作付体系の策定(132) |
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課題番号 | 1999000125 |
研究機関名 |
農業研究センター(農研センタ) |
研究分担 |
耕地利用・作付体系研 |
研究期間 | 完H04~H10 |
年度 | 1999 |
摘要 | 化学肥料代替を前提とした家畜糞連用条件での窒素動態と、それに対応した作付体系について検討した。夏作前の乾燥牛糞の一括施用によって、夏、秋、冬作物を通して化学肥料と同等の収量が確保できた。土壌の全窒素は連用初期段階で顕著に増大するが、連用に伴って増加程度は縮小し、特に単年施用量が570kgN/ha以上の水準では、連用4年目から施用量に応じた水準で平衡状態を示した。しかし、無機態窒素の放出はほぼ周年的に起こり、また、570kgNを超える牛糞連用は経年的な窒素放出量の増大を招くことから、窒素の系外への溶脱を防ぐためには、多毛作化と窒素吸収能の高い飼料作物、野菜等を組み込んだ作付体系が必要となる。 |
カテゴリ | 肥料 乾燥 飼料作物 |