課題名 |
連鎖系内養分フローの解明と制御による畜産廃棄物還元容量の増強(200) |
課題番号 |
1999000204 |
研究機関名 |
農業研究センター(農研センタ)
|
研究分担 |
土壌肥料・水質保全研
|
研究期間 |
完H04~H10 |
年度 |
1999 |
摘要 |
窒素濃度5~6mg/Lの畑地湧水を流量を制御して年間潅漑すると、谷津田試験田(茨城県出島村)の窒素浄化量は、水稲作付け期間に120kg/ha 、非作付け期に140~180kg/ha、年間では260~300kg/ha/yrとなった。次に、台地畑と谷津田からなる8ha流域(石岡市石川)において年間の窒素フローを求めると、畑地主体の集水域(C2)の表流水の平均窒素濃度は16.9 mg/L、窒素流出比負荷量は32.6 kg/ha/yrであり、施肥量の23.6%に相当した。一方、畑地からの湧水が水田・湿地を通過する集水域(C1)からの表流水の平均窒素濃度は0.5 mg/L、比負荷量は、1.7 kg/ha/yrで、施肥量の2.6%にすぎず、特に潅漑の制御等をしていない実際の台地畑-谷津田連鎖系においても、水田・湿地の窒素浄化機能は極めて有効に働いていることが示された。
|
カテゴリ |
肥料
診断技術
水田
水稲
施肥
土壌環境
土壌管理技術
|