殺虫性物質遺伝子の構造解析(87)

課題名 殺虫性物質遺伝子の構造解析(87)
課題番号 1999004202
研究機関名 食品総合研究所(食総研)
研究分担 素材利用・穀類特性研
研究期間 継H10~H13
年度 1999
摘要 本研究では、食用作物に含まれる新規な環状ペプチドや酵素阻害タンパク質等、殺虫性物質を探索し、その遺伝子の構造を解析することを目的とする。酵素阻害タンパク質に期待される殺虫性付与以外の新規性のある用途として、動物のダイエット効果等も注目されている。10年度は、アワ(Setaria italica)種子に含まれるアミラーゼインヒビターを対象に、酢酸緩衝液による抽出、硫安沈殿(40%飽和)、イオン交換クロマト(CMトヨパール650M)、ゲル濾過クロマト(トヨパールHW50S)によって部分精製を行った。プロテインシークエンサーによってN末端アミノ酸配列を調べた結果、ソルガムインヒビターと比較的高いホモロジーを示したが、新規なインヒビターと考えられた。アワ種子からCTAB法によってゲノムDNAを抽出し、これを鋳型として、アミノ酸配列から推定される合成プローブの共存下でPCRによる増幅を行い、約300bpのバンドを得た。このバンドを切り出して大腸菌(JM109)に組み込み、培養増殖後にアルカリミニプレップ法でDNAを抽出し、シークエンシングを行った。11年度はハトムギの酵素阻害タンパク質について同様の検討を加える。
カテゴリ あわ 加工 ソルガム はと麦

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