課題名 | 種属間交雑によるハダカムギの高度ストレス耐性の拡大(49) |
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課題番号 | 1999003193 |
研究機関名 |
四国農業試験場(四国農試) |
研究分担 |
作物開発・資源作育研 |
研究期間 | 完H06~H10 |
年度 | 1999 |
摘要 | 裸麦の近縁野生種であるミズタカモジグサは多年性で裸麦よりも開花期が大幅に遅く自殖種子は得られるものの裸麦との交雑はできなかった。近縁種との交雑の準備のために裸麦の切り穂の水挿しによる自殖を試み種子が得られた。裸麦とカモジグサとを交配し、9年度に種子を2粒得た。10年度播種して観察したところ草姿および稔実ともに裸麦の自殖による種子と判明し、交配は不成功であった。裸麦を含む大麦と近縁種との交配は、ホルデウムバルボウサムや小麦との間で研究が進められている。前者との交配では種間交配による大麦半数体が得られている。後者との交配では低率で胚またはF1植物が得られているが、種子稔性はない。このような研究の状況と本研究の結果からすると、交配によって近縁種の形質を裸麦等大麦へ導入するためには解決すべき問題が多く、現段階では困難である。 |
カテゴリ | 大麦 機能性 小麦 播種 はだか麦 品種 |