課題名 | 水田土壌の生態的特性の解明と制御技術の開発(105) |
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課題番号 | 1999002627 |
研究機関名 |
東北農業試験場(東北農試) |
研究分担 |
水田利用・水田土壌研 |
研究期間 | 完H06~H10 |
年度 | 1999 |
摘要 | 環境保全的・効率的施肥管理に役立つ水田土壌の可給態窒素量の簡便な推定法の開発を目指した。水田土壌の可給態窒素は微生物由来のものが多いという事実に注目して、界面活性剤(ラウリル硫酸ナトリウム)により菌体成分を抽出し、可給態窒素量を推定する手法を規格化した。この手法による可給態窒素推定量は、水田土壌の窒素供給力の指標とされている長期湛水培養により生成するアンモニア態窒素量と高い相関関係を示し、さらに、窒素無施用で栽培した水稲の窒素吸収量との間には直線関係にあった。この成果は、界面活性剤による水田土壌の可給態窒素の予測法として研究成果情報に取りまとめた。なお、本法による抽出物質の内容については今後の検討課題である。 |
カテゴリ | 管理技術 機械化 栽培技術 水田 施肥 土壌環境 |