課題名 | バイオテクノロジーを利用した耐虫性イネの作出(109) |
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課題番号 | 1999002634 |
研究機関名 |
東北農業試験場(東北農試) |
研究分担 |
水田利用・水田病虫研 |
研究期間 | 完H09~H11 |
年度 | 1999 |
摘要 | 農薬の使用量を減少できる新害虫防除技術開発のため、ニカメイガ幼虫の消化酵素を阻害するシカクマメ由来のトリプシンインヒビター遺伝子を人工合成し、アグロバクテリウム法により導入したイネ(日本晴)で、その遺伝子の安定性、発現量を調べた。高発現遺伝子組換え体の後代(R1)100個体中約半数の個体に本遺伝子が遺伝し、親世代の倍以上にトリプシンインヒビターが発現する個体が存在することを明らかにした。また、総タンパク質量10μg当たり1ng以上の発現量を示す組換え体がニカメイガ幼虫に対し成長抑制効果があることを示した。人工合成したトリプシンインヒビター遺伝子は特許出願した。 組換え体の安全性が今後の課題であるが、本研究については所期の目的を達したので繰上げ完了する。 |
カテゴリ | 病害虫 害虫 管理技術 機械化 雑草 水田 ニカメイガ 農薬 防除 |