課題名 | 湛水直播水田における病害虫による被害の回避技術の確立(110) |
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課題番号 | 1999002635 |
研究機関名 |
東北農業試験場(東北農試) |
研究分担 |
水田利用・水田病虫研(上席2) |
研究期間 | 継H09~H13 |
年度 | 1999 |
摘要 | 寒冷地直播イネの病害虫防除法確立のため、湛水直播で長期持続型殺菌剤の種子処理と同質遺伝子系統混植によるいもち病防除、水地温、病原菌と出芽・苗立ちの関係、害虫の発生生態を調べた。播種後20日間の21℃以上積算地温と苗立率との間には正の相関関係があり、枯死苗等からイネ苗に病原性のある糸状菌が分離された。カルプロパミド種子粉衣は穂いもちに防除効果が有り、ササニシキ抵抗性同質遺伝子系統の75%混植はいもち病の発生を著しく抑制した。直播イネでは移植イネより初期害虫の密度は低く、イチモンジセセリ、コバネイナゴなど8月以降に出現する害虫の発生が多かった。直播イネはイネミズゾウムシ成虫2頭放飼区(移植1株相当面積当たり)で減収したが、移植イネでは減収せず、既往の知見よりも被害が軽微であった。 |
カテゴリ | 病害虫 いもち病 害虫 管理技術 機械化 雑草 水田 抵抗性 播種 病害虫防除 防除 |