課題名 | 水田系の害虫・天敵相の発生生態ならびに薬剤感受性調査(115) |
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課題番号 | 1999002637 |
研究機関名 |
東北農業試験場(東北農試) |
研究分担 |
水田利用・水田病虫研 |
研究期間 | 継H10~H14 |
年度 | 1999 |
摘要 | 環境調和型の水稲害虫防除技術確立の基礎として、水稲害虫と各種天敵生物の発生生態と薬剤感受性を調べた。水稲害虫ニカメイガでイネとイネ科のマコモを加害する2系統間の交配試験を行った結果、2系統の雄がそれぞれの系統の雌を正しく認識する能力があること、本系統間で雌の性フェロモン放出時刻に違いがあることを明らかにした。水稲害虫イネクビボソハムシについては、山形県の個体群が本種の防除に使用されてきたカーバメート剤に対して高度の抵抗性を発達させており、抵抗性の程度がカーバメート剤の化学構造によって異なり、N-メチル型のカーバメート剤には高レベルの抵抗性、カルボフラン誘導体型のカーバメート剤には低レベルの抵抗性が発達していることを示した。 |
カテゴリ | 病害虫 害虫 管理技術 機械化 雑草 水田 水稲 性フェロモン 抵抗性 ニカメイガ 防除 薬剤 |