課題名 | いもち病菌の病原性分化の解明と抵抗性の効果的利用法の開発(120) |
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課題番号 | 1999002642 |
研究機関名 |
東北農業試験場(東北農試) |
研究分担 |
水田利用・水田病虫研 |
研究期間 | 継H09~H13 |
年度 | 1999 |
摘要 | 抵抗性品種によりイネいもち病を効果的に防除するため、イネ品種のいもち病圃場抵抗性の変動、罹病性と抵抗性品種の混植によるいもち病の発病抑制における圃場抵抗性の影響、誘導抵抗性発現における非親和性いもち病菌の胞子濃度の影響を調べた。その結果、St No.1由来の高度穂いもち圃場抵抗性は東北地方でも有効で、葉いもちと穂いもちの圃場抵抗性が一部の品種で逆転すること、圃場抵抗性極強の奥羽351号と奥羽357号は、葉いもちでは圃場抵抗性弱品種に抵抗性品種を等量混植、穂いもちでは圃場抵抗性中程度のキヨニシキに抵抗性品種を等量混植した程度に発病を抑制することを明らかにした。また、葉身では非親和性菌の胞子濃度が濃くなるにつれ誘導抵抗性も高まるが、穂ではこの傾向は現れにくいことを示した。 |
カテゴリ | 病害虫 いもち病 害虫 管理技術 機械化 雑草 水田 抵抗性 抵抗性品種 品種 防除 |