課題名 | 畑土壌機能の維持・増強のための土壌理化学条件の解明(194) |
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課題番号 | 1999002737 |
研究機関名 |
東北農業試験場(東北農試) |
研究分担 |
農環研畑地利用・土壌生成研畑土壌研(上席) |
研究期間 | 継H09~H11 |
年度 | 1999 |
摘要 | 土壌有機物の分解・蓄積や小動物の棲息に影響を及ぼす土壌の理化学性について、処理開始11年目の不耕起栽培畑の土壌断面と土壌の化学性ならびに夏季の土壌温度と土壌水分を調査し、慣行区と比較検討した。断面調査の結果、不耕起区では腐植集積が深さ4 cmまで(A1層)進んでおり、耕起区表層とは異なる形態が認められた。土壌の化学性については、不耕起区A1層で腐植集積のため炭素含量とCECが高く、この層での炭素蓄積は約20 t/haと計算された。夏季の土壌表層温度の日変動は耕起区で大きく、土壌水分に関しては不耕起区の土壌表層は降雨後に速やかに乾燥するが、下層(25 cm)での水分変動は少なく乾燥も遅いことから、不耕起区での土壌の緩衝能力の増大が明らかになった。 |
カテゴリ | 乾燥 不耕起栽培 |