超低温保存技術の高度化、汎用化のための基礎研究(56)

課題名 超低温保存技術の高度化、汎用化のための基礎研究(56)
課題番号 57
研究機関名 農業生物資源研究所
研究分担 遺資二・植物保存研
研究期間 継10~15
年度 2000
摘要 乾燥法による凍結保存では試料の含水率が生存率に影響する最重要要因である。恒湿度乾燥装置は最終含水率の調整が可能である等の利点をもつ。11年度は5~90%の恒湿度が容易に得られるリン酸を利用した恒湿度乾燥装置を作成し、影響要因を調べた。リン酸を利用したチャンバーは5~30℃でほぼ一定の湿度をもたらすことが判った。しかし、恒湿度を常に保つためには温度を一定にする必要がある。無菌的な乾燥も可能であった。リン酸は希釈等が容易で、安全性、取り扱い面で硫酸などを利用したチャンバーに比べ、優れている。本法は小試料(花粉やビーズなど)の最終含水率調整に有効で、ライ麦花粉では超低温保存後の高い生存率を得た。
カテゴリ 乾燥 ライ麦

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